大根ください(イケボ)

微課金きくうしの雑記帳

最近の野良HLマルチ事情と、それに思うこと

 はい。

旧六人制HLマルチバトルが緩和され、18人制になってだいぶ経ちました。

現状30人マルチのマグナHLマルチも、以前は18人制でした。それゆえ、6人制マルチバトルの緩和も流れとしては順当なのだとは思います。

 

が。

 

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この一枚で既にアチャーですが、今日はこの旧6人制…石マルチHL…いろいろ呼び方はありますが、これについて、少し。

 

※本項では便宜上、マイページ及びクエストページに表示される「マルチバトル」から参加できる戦闘を【野良マルチ】と呼称します。

 

 

 

 

旧六人制HLマルチの特徴【前提】

 まずは知ってる人は読み飛ばして良い前提情報。旧六人制マルチに該当するのは

  • 【ナタクHL】
  • アポロンHL】
  • 【Dエンジェル・オリヴィエHL】
  • 【フラム=グラスHL】
  • 【マキュラ・マリウスHL】
  • 【メドゥーサHL】

特徴は、ざっくりと以下に。

  • HPはどの敵もだいたい2億程度
  • 残HP量に応じてチャージターンを無視した特殊動作が発動
  • 難易度にばらつきがある

本記事では便宜上、冒頭にあげたフラムHLを例に挙げて話を進めます。

 

そもそもマルチは【皆で】【協力して】戦うバトルである

 各プレイヤーごとに強さや経験の異なるグラブルの世界、一部の極まったプレイヤーは高難易度も一人でこなせますが、大多数のユーザーは他人の協力がなければ倒すことは困難です。

HL、ハイレベルと名がつくのであれば、なおさら。

 

何が言いたいのかというと、

 

「自分じゃ倒せないから『強い人』に倒してもらおう」

 

そう考えて頼る先にいる相手、いわゆる『強い人』の括りにある人とて、他人の協力がなければ倒せない(倒しきれない)部分については、程度に差はあれ、同じなのです。

 

最近のマルチバトルの傾向※割と極端な、けれどそう珍しくもない例

 では冒頭のフラムHLのリザルトを掲載します。

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雑なプライバシー保護のせいで読み取りにくいですがいい加減桁区切り点デフォルトにしろよサイゲ

  • 上段のクリュサオルが自発主
  • 中段が本マルチバトルで最も貢献度の高かったプレイヤー
  • 下段が二番目に貢献度の高かったプレイヤー

貢献度の上昇には与ダメの他参戦者全体への支援効果もカウントされますが、まぁだいたいは与ダメ稼いだ人、と考えていただいて問題ないかと。

 

この画像一枚で得られる情報は、

メイン石にSRかSSRかは判然としないもののクソ面倒くさいコンテンツであるあのアーカルムにわざわざ通ってジャスティスを取ったり実装したての新ジョブを取得したりで一定の情報を収集する能力はあるようにうかがえるのにも関わらず与ダメトータルはユグマグ一体分程度しか稼いでいない自発主

 

はやりのカツオ剣豪で与ダメ約8600万を稼いだMVP

 

オーソドックスな蛸セージで与ダメ6000万稼いだ準MVP

 

これに基本情報となる

【旧6人HLの敵のHPは約2億(フラムHLのHPは2億2000万)】と

冒頭画像にある【参加人数9人】の情報を加えてトータルすると、

  • Mと準Mの二人だけで総HPの66%を削っている
  • Mと準Mの負担分プラス自発主の800万を引いた6600万を残り参戦者で均等に割った場合、一人当たり1100万ダメージしか稼いでいない

以上が加わり、更に、参戦者しか知りえない情報としては、

  • 水モード以降も殴っていたのは、ほぼ剣豪とセージのみ
  • にもかかわらず狙いすましたかのようにデバフリセットは頻繁に起こる→デバフリセットの性質を理解せずに雰囲気でたまに攻撃している参戦者がいる(穿ってみれば意図的にデバフリセットを誘発している)
  • 剣豪はHP残75%あたりで参戦してきた
  • 剣豪が来るまではセージがぶっちぎりでMだった

……割と極端な例ではありますが、それでいてそう珍しくもない、そしてこれが日常とかあまり信じたくはありませんが、これが共闘部屋を利用しない野良HLマルチの実情です。

 

理由はいろいろあるかもしれない?

 自発ワンパン放置が日常と化している昨今、それでも、参戦側としては、自発主なり他の参戦者なりに、なんかトラブルがあったんじゃないか、回線不具合だのその手の問題が発生して殴れなかったんじゃないか。そんな風に思っておきたいです。

それこそ、自発した途端におかんに風呂入れ飯食え言われたとかね。うんうん、飯は食いなさい風呂も入りなさいリアル日常の流れを優先しなさいっていうかそういうの済ませてからやるモンだろがア"ァ"ン"!?(ここで耐えきれずにキレる)

 

……ただ、そういう期待というか一縷の望みというか、そういうモノだってして10回参戦して7回はワンパン放置大多数とかになればね、信じられる、期待できる要素もなくなっていくんです。

 

【弱くて皆に迷惑】な段階は、ずっと先

 戦力が低い層、そして自分に戦力がないと思っている(実際には相応の戦力があるのに)層に共通した考え方に、「弱すぎて皆に迷惑がかかる(から戦わない/そもそも参加しない)」というものがあります。

そもそも、弱い人が殴ることで敵がハイパー強くなったりするわけではないので、「弱いから自分が戦ったら皆に迷惑がかかる」という図式は成立しません。皆さんが言いたいのは多分「自分が弱いせいで周りの人に負担がかかる」なのでしょう。

自団の団員、他、SNS等で散見するやり取りですが、正直居直り系ワンパン放置勢と足して二で割りたいというかむしろワンパン放置勢はそのまま自滅してこっちの無駄に謙虚な人らに伸びていってほしいと切に願います、割とマジで。

いわゆる頼られる、依存される側にとって迷惑なのは、戦力の低さではありません。

【何もしない】

【何も調べない】

【何も得ない】

この3つです。

ワンパン放置であれば、いくら与ダメが1000万程度あろうが、全HPの1割にも及びません。

そもそもワンパンで1割を削れるような戦力のある層は、ワンパン編成で挑みません。真面目な編成でガチ殴りしてM争いした方がマシな戦利品が得られます。ワンパン勢は1000万出せるか出せないほどの戦力しかない人が大多数でしょう。

行動パターンを調べもせず、ターン経過させてはいけないタイミングでターン経過させれば、文字通り参戦者全員に迷惑です。フラムやマキュラがいい例でしょう。

そして、そういった『やらかし』を『やらかし』と気づけないまま、次のマルチに参戦していく……戦利品だけを獲て、何も得ない典型的なパターンです。

たとえ総トータルダメージが総HPの一割程度であったとしても、同じダメージを叩き込んであとは放置のプレイヤーと、定期的にファランクスを張ったり、ヒールやクリアをまき、戦闘終了まで行動した参戦者、どちらが参戦者全体にとっての助けになるかは明白だと思います。

 ぶっちゃけた話、現状のグラブルの世界で、参戦者の戦力不足で完全に詰む難易度のマルチバトルは【つよばは】【アルバハHL】【アルバハN】【アーカーシャHL】【ティアマト・マリスHL】…この5つかなと思います。本音を言えば旧6人HLも割と詰み気味ではありますが、完全に詰むことはまずないかな、というのが経験上の雑感です。

 

飛び級式教育過程はやっぱり問題があるんじゃないのか

  • 自分の戦力をやたら過小評価して先に進めない人
  • 逆に自分の戦力や知識の裏付けのなさに何の疑問も持たずにホイホイ高難易度に参戦する人

 両極端とはいえ双方に共通して言えるのは、【指針】なり【指標】になるものが何もないまま、ランクだけがどんどん上がっていって参加できるコンテンツがどんどん増えていってることじゃないかなと思っています。

イラストレーターさんのツイートがまさにグラブルの基本理念ですが、

昨今の公式のバラマキや、既存ユーザーの極端な例を用いた囲い込みレクチャー(強い人に頼れ!甘えろ!とりあえずワンパンでいい!)に伴い、

 

「つよいひとがどんどんたおす」から

「つよいてき」を「じぶんで」「たおさない」まま

「つよいぶき」が「かってにてにはいる」から

「つよく」なった気がしてる

どうやったら「つよくなる」かわからない

そもそも「つよい」ってなんだ

オイラって何だ…

 

こんな悪循環が発生している気がします。

 

いるといないとでは難易度が激変する人:先達

 少しの事にも先達はあらまほしきことなり

 むかしのひともそう言っています。先生や指南者、指導者はいた方がいいです。とはいえ、「廃人利用してwwwワンパンして流せばなんでも勝手に倒してくれるからwww」みたいなザツな先達なら困りますけど。

基本的な仕組み、その仕組みの調べ方、百聞は一見に如かずとはいえ、とっかかりの部分でも教えてくれる人がいるかいないかだけでも、大きな差があると思います。

 

いると頑張ろうと思える人:同程度の進行具合の知人友人

 他SNS経由で繋がっていた友人知人と一緒に始めるのがいいのかもしれませんが、なかなかそうもいかないのが実情。多くの場合はゲーム内の騎空団で、似たランクの人、同じころに始めた人とつながりを持つ流れになるかもしれません。

 

最後に、お願い

HLマルチは【特定の戦利品が得られる】【栄誉が35もらえる】コンテンツですが、大前提として、その報酬は勝たなければ手に入りません。自分が参戦していた、本投稿の例に挙げたフラムHLも、極論、剣豪の人と自分がアホくさくなって【撤退】をしていたら、まず成立していなかったでしょう。

そうしなかったのは、赤箱が欲しかっただの、種が惜しかっただの、「これだけ殴ってもギャラはおんなじ栄誉35!」に執着したわけでもなく、純粋に、いま戦うのをやめたら自発者の自発素材が無駄になる、勿体ない、時間を使った他の参戦者に申し訳ない……ひっくるめて、他の誰かの事を考えて、です。例えその他の誰かが、他の誰かの事なんてビタイチ考えてくれもしないような人であっても。

 

「これだけ殴ったし栄誉35分確保~あとはプシュケー落ちてくるしもういいや。赤箱とか無理そうだしw」

 

とか考えて戦闘を放棄し、サイト周回や動画閲覧してる人がもしいるのであれば、考えは改めてほしいです。

 

 

 

今後高ランク者の間で放置勢の多い野良マルチからの撤退が一般化すれば、放置勢野良マルチは減るんじゃないか、そんなことを考えたこともあります。

ただ、そうなれば共闘部屋を利用した参戦者数めいいっぱいの「連戦」が常習化するでしょう。

ちょっと一戦、30分くらい、自然回復分だけ。そんな気楽なマイペースな遊び方をしている人の場合、コンテンツ自体への参加機会は減ります。

それでいて、低品質な野良マルチに何の疑問も持たなかった層がそのまま連戦部屋に参加するようになれば、【何もしない】【何も調べない】【何も得ない】は結局解決しないままです。

 そして本質的な問題として、低品質の野良マルチの在り方に疑問を持っていなかった層は、撤退する高ランクユーザーを逆に不義理だと槍玉にあげるのではないか……ノイジーマイノリティの典型的なパターンです。いやもう、この場合マイノリティですらなくなるのでしょうか?それも恐ろしい事ですね……